2006年06月28日

この4年間は何だったのか?

ジーコの退任記者会見には、ほとほと呆れました。敗因は体格差?そんなことは就任前から分かっていたことで、言い訳にもなりません。いったいぜんたい4年間何をしていたのか。

敗因は基礎技術が低かったこととチームとしての意識統一ができていなかったことです。就任当初の情報では誇張かと思っていたのですが、どうも戦術的な指導をほとんどしてこなかったのは事実だったようですね。選手同士の自主性に任せるといえば聞こえが良いですが、それでは選手が入れ替わったら約束事まで変わってしまいます。

結局チームとしての一貫したポリシーを打ち出すこともできず、毎回その場限り。ある試合ではうまくいっても次の試合で同じことができる保証はありませんでした。チームとしての統一した考えがないから攻撃も単調。相手DFを崩しての得点がジーコジャパンの4年間でどれほどあっただろうか。アジアの弱小国相手ならいざ知らず、実力同等以上の相手では数えるほども無かったように思います。日本のFWは決定力不足と言われますが、その半分はこうした戦術や約束事の無さによってDFを崩しきっていないことが原因と思います(どフリーで外すなんてのは別として)。

そして「自分たちのサッカーをやる」という逃げ口上。相手チームの分析がどの程度できているのか分かりませんが、ゲーム序盤はいつも様子見。監督と選手の間で戦術理解の共通基盤がないから、選手交代による監督の意思がまるで選手に伝わっていない。

これらはすべて監督の責任です。

そもそもジーコが監督になってから、短期間の大会で結果を残したのはアジア杯しかありません。コンフェデ杯は善戦しつつもグループリーグ敗退。東アジア選手権も優勝がなく、ホームで有利なはずのキリン杯でさえ結果を残せていませんでした。ジーコがすべて勝ちにいくと明言しているにも関わらず、です。そうした短期勝負の戦い方すら修正できなかったわけです。

はっきり言って、個々の選手の実力はともかく日本代表としてのチーム力は、前回W杯からまったく伸びていないと思います。W杯で惨敗したからとかそういう話ではありません。良いゲームをして負けるならそれも良しなのですが、最後までちぐはぐな状態でした。

今回のW杯に若手をほとんど連れて行かなかったのも問題。未来に向けて若手に経験を積ませることすらできていません。次回W杯は、本当の世界の実力を肌で知ることの無い選手で戦わなければならないのです。2009年のW杯予選で、この空白の4年間を後悔しなくてすむよう祈るのみです。

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