2007年03月22日

前向き?

Tpongさんのところでも少し議論になりましたが、冥王星のようなグループの呼び名が「準惑星」に決まった件について、asahi.comの記事より。

天文学者や教師、ジャーナリストなどによる学術会議の「太陽系天体の名称等に関する検討小委員会」(委員長、海部宣男・元国立天文台長)では「矮小などと、否定的なイメージがある」「漢字が難しい」と、矮惑星に反対が続出。「惑星に準じる」との位置づけから、準惑星が選ばれた。
(中略)
4月上旬の学術会議幹事会を経て、正式決定される。海部委員長は「教科書でどんな名を使うのかの基礎になる。深い議論ができ、前向きな方針が出せてよかった」と述べた。
2007年03月21日

僕としては「矮惑星」のままにするべきだったと思いますが、その理由は、これまでの天文用語で、矮星、矮小銀河など、Dwarf の訳として「矮」または「矮小」が定着していることです。

上記記事にあるとおり、語感が悪いという人も多いとは思いますし分からなくもないのですが、やはりそれは感情論でしかないわけで、悪いイメージが嫌だと言い出したら「惑星」の「惑」はどうなんでしょう?そもそも「冥王」ってのはどうなんでしょう?

これからすべての用語を日本語訳するならともかく、すでに定着している訳し方を覆すならば、それなりの正当な理由が無ければ、いらぬ混乱を招くだけです。今後「矮星」という用語も見直すつもりでしょうか?なんだか言葉狩りにも思えてきます。

「準惑星」というのもおかしな話です。「惑星に準ずる」とのことですが、小惑星が「小さい惑星」で、それよりも大きい冥王星が「惑星に準ずる」ですか?論理的におかしくありませんか?とても科学者が決めたとは思えない名前です。

それにもまして「漢字が難しい」などとは、とても教育者の発言とは思えません。こんな粗雑な議論をもって「前向きな方針が出せてよかった」などと、よく言えたものです。「矮惑星」という名前を不採用にするならそれでも良いですが、科学者としてまともな議論をしてからにしてもらいたいものです。もしかしたら今後100年以上使っていく用語なんですから。

marimo.gif

...orz

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Comment on "前向き?"

私の「矮」嫌いは言うまでもなく意見ではなくて感情の表明です。「惑」や「冥」のもつ語意とは異なりあきらかに侮蔑的要素を伴っているからです。自分のコメント欄でも書きましたが、理屈は分かるけど好きじゃないのです。ですからこの件に関しては議論でさえないのです。

  •   Tpong
  • 2007年03月23日 08:34

個人の感覚を否定するつもりはないです。
最初は準惑星という名前の不適切さについて書こうと思っていたんですが、粗雑な議論と脳天気なコメントにだんだん腹が立ってきて、攻撃的な文章になってしまいました(汗)

  •   JNZ
  • 2007年03月23日 10:38

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